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 基本編 活 用編
エクスポート&インポート編

ここではEBATimeをもっと快適に使う機能を解説します

▼ 複数クラスの管理
▼ スタート時刻のスライド
▼ 通過時刻の手動入力
▼ もっと便利な機能たち

▼複数クラスの管理

大会では別々のクラス(部門)の選手が一緒に滑る事が多いです。

そういった時でも、EBATimeは各クラスごとに順位の計算が可能です。

( 1 ) スタートリストの作成

例えば、下のようなスタートリストがあったとします。

Male : 男子 Female : 女子

見ての通り2クラス(男子&女子)の競技が同時に行われます。
このスタートリストをEBATimeで作成してみましょう。

基本編と同じようにスタートリスト作成画面から一括入力画面を開きます。
まず男子(Male)のスタートリストから作りましょう。

男子はビブNo1〜4なので、下の画像のようになります。
この時クラスを「0」に設定して下さい。
(男子 : 0  女子 : 1 にします)


OKを押すと、男子のスタートリストが作られます。

次は女子のリストを作りましょう。
・・・と言いたい所ですが、その前に一つやる事があります。

リストの末尾である4番を選択して1人追加ボタンを押して下さい。
すると5行目に空の行が追加されます。


この空の行が選択されてる事を確認し、一括入力画面を 開きます。

今度は下の画像のように入力します。男子との違いは三点です。
・ビブNoが5〜8
・開始時刻が09:02:00
・クラスが「1」


男子ではクラスを0にしましたが、女子は1にするの を忘れないで下さ い。
部門によってクラスを変えるのがポイントです(重要)。
これによりEBATimeは、順位の計算を男女別々に行います。

後はお好みで名前を入力して、スタートリストは完成です。

( 2 ) タイムの計測

さっき作ったスタートリストでタイム計測をした結果
以下のようになりました。

男女別々に順位付けしているので、1位が2人います。

また個人詳細では、参加クラス内のタイム差が表示されます。
下は女子クラスの選手の画面です。


このようにクラスを設定すると、複数の部門を一気に管理できます。
なおEBATime2は最大20クラスまで登録できるので、区分けが細かい大 会でも難なく対応できます。


▼ スタート時刻のスライド

天候などの影響で競技開始時刻が変更になった時の為に、一括でスタート時刻をずらす機能です。

該当のスタートリストを読み込み、スタートリスト作成画面
スタートずらすボタンを押すと、ウィンドウが開きます。


(1)で「遅らせる」か「早める」かを選びます
(2)で遅らせる(早める)時間を設定します
(3)で対象となるクラスを指定します

この画像では、全選手のスタート時刻を30分遅らせています。

OKを押すと、スタート時刻の変更を実行します。


▼ 通過時刻の手動入力


あまり使わないと思いますが、通過時刻を直接指定する事も可能です。

タイム計測画面
時刻指定ボタンを押します。
時刻を指定して通過ウィンドウが開くので、好きな通過時刻を入力します。

次の画像ではビブ2番の1周目の通過時刻を、10:30:00に設定してます。


OK
ボタンを押せば計測が完了します。

実に地味な機能ですが、一つ使い道として電子リザルトの作成があります。

全員のスタート時刻を0:00:00に設定し、紙のリザルトを見ながら所 用タイム通過時刻として入力して行くと…
電子リザルトっぽいものが出来ます。

個々のタイム差が一目で分かるので、レースの分析に使えます。
入力するのは大変ですが…


▼ もっと便利な機能たち

他にもEBATimeには色々な機能があります
の付いた機能を使うには、環 境設定で該当項目をONにして下さい。

ファイル名の変更
(バージョン1.3以降)

起動時のファイル名は「ファイルXX」の表記ですが、好きな名前に変更できます

ファイル選択画面で名前を変更ボタンを押すと、ウィンドウが開くので、新しい名前を入力して下さ い。





ライバル表示

気になる選手(ライバル)のビブ番号をあらかじめ登録しておくと、個人詳細タイム画面で、目印のマーク(下の画像のR1・ R2)が付きます。

ライバルは選手一人につき二人まで設定可能です。






パラリンピック方式の計測

タイムにパーセンテージを設定して計測します。
スタートリストを作成する際、個人詳細情報で%欄を修正すればOKです。
(最初は100になっています)

下の例では96%に設定しています。




複数ビブの同時入力
(バージョン1.2.0以降)

一度に複数の選手を計測する機能 です。

ビブ入力ボックス数字以外の文字を入れると、ビブ番号を区切る事ができます。

下の画像ではビブ1、2、3を同時に計測しています。

区切りに#を使ってますが、数字以外なら何でもOKです。
例えば*でも+でも-で も同様に区切りとなります。




ターゲットタイムを表示する *要環境設定

クロカンのテレビ中継でよく見る「現在の目標タイム」を表示します。

下の画面をご覧下さい。



ビブ4番は、スタートから14分22秒8経過し、現在2位(3人中)のビブ2番が目標タイムになっ ています。

そして、あと14.3秒以内に来れば、2位で通過する事が分かります。
(37.1 - 22.8 = 14.3 なので)

目標タイムはリアルタイムで変わって行きます。

この例では、4番があと14.3秒以内に来なければ、目標タイムは3位の1番に切替わります。

目標タイムが不要な時は、タップすると隠せます。


前後差の表示 *要環境設定

近い順位とのタイム差を、リストに重ねて表示します。

下の画像のビブ2番を例にすると…
1周目は5位、2つ前と22秒差、1つ前と12秒差、1つ後と11秒差だと分かります。

不要な時は、オレンジ色の四角ボタンで隠せます。




時計を表示 *要環境設定

画面右上に時計を表示します。タイムレースの際に便利です。

初期設定はONになっています。
不要でしたら、環境設定でOFFにして下さい。

なお時計の文字サイズは基本文字サイズの約1.5倍です。


詳細をダブルクリックで開く *要環境設定
(バージョン1.2.0以降)

初期設定では、行をクリックすると詳細画面を開きますが、これをダブルクリックに変更します。

これにより、スクロール等で間違って画面を開いてしまう事を防ぎます。
機種によりますが、誤クリックが頻発する時はONにしてみて下さい。

ONにした場合、シングルクリックは行の選択になります。


通過時の自動ファイル保存 *要環境設定
(バージョン1.2.0以降)

計測時に通過を記録すると、自動で保存を行います。
レースに熱くなって保存を忘れそうな時にどうぞ。
(機種によっては、保存に時間がかかります)

なお通過取消は、自動保存しません。


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